家族で温泉

いやあ、家族で旅行なんて久しぶりな訳で。

もともとうちは両親共働きであまり家族そろって旅行とか出かけたりというのがなかった。前に高校生くらいの頃に父が浮気をしたおわびの温泉旅行というのはあったけど、それ以来かな。今回は父が身体をこわした時に通っていた山梨の信玄の隠し湯に母を連れて行こうという趣旨。

退院してきたのはいいけど手術をした頭の傷が痛んだり、麻痺している左の手がびりびりするとか言うので、それが少しでも和らげばという父の思いつきの温泉旅行だ。

で、温泉というとやはり母が入るには同性の人間がいなくてはいけない。仕方なく私もいくことになったという経緯。

温泉はぬるくて私には物足りなかったけど、母はいいお湯だと喜んでいた。左手のびりびりもなくなったらしく、今までもてなかった左手でお茶碗を持ってご飯を食べれるようになった。

信玄公侮れなし。

今回は車椅子なしで行ったので、エスカレーターとか非常に気を遣う場面が多かった。こうしてみると身体障害者に対して優しくない世の中だなあと実感。今まで自分のまわりにそういう障害のある人がいなかったから気づかなかったけど、障害のある人にしてみればまだまだ対応できていない現状なんだな。でもだからこそ健常者の私がフォローしなくてはいけないんだろう。今まで親として面倒をみてくれた母に対しての恩返しなんだろうな。

（とか言いつつ、結構きつくしかったりとかもしちゃうけど）