行き場のない思い

2005年9月23日
今日は本社に来て以来ずっと仲良くしてもらっていた先輩との飲み。久々の飲み会でウキウキ出かけていって、日頃の愚痴をぶちまけたり(1軒目)、カラオケで熱唱したり(2軒目)した。
3軒目で先輩のたまに行くというバーに連れて行ってもらった。いつも行く銀座のバーとは全然雰囲気が違うしレベルも違うのだろうけど、でもこだわりをもってお酒を作っているのがわかって好印象。でも私の家からは遠いからそうそうは行けないのがザンネン。

そして4軒目にチェーン店で酔いさましがてらそばを食べていたら彼女が急に真面目に語りだした。

りんちゃん、みんながみんな自分と同じだけの仕事が出来るわけじゃないんだよ。

ん?酔いが急に醒めていくのがわかる。彼女は何を言いたいんだろう。

私は前任に恵まれていない。いつも後始末から始まる。そして今回は後任まで頼りたがりな年上の人でこっちもやりきれない思いだった。そして出てくる愚痴の数々。自分と同じレベルで考えるから腹も立つわけで、できない人に期待をしなければそんなにつらくないだろうと言いたいのかもしれない。

でもこっちもまだ前任の後始末中だからそんなに余裕がない。それでいて後任のできの悪さをおもんばかってやれと言われてもねえ。

彼女は淡泊な人だ。自分に対してプライドを持っている。そして私が今いるチームがきらいで他のチームに異動させてもらった。そして来年はアメリカに行って再来年はまた違うチームに行くと言っていた。でも彼女としては悩んでいるところらしくて、出世をしたければ私がいるチームに戻ってくる方がいいのは明らか。そしてあれだけいまだに批判している私がいるチームに戻ってくることも考えているらしい。

なんだかなあ。出世したくないと言ったらうそになる。でもそこまであからさまって気分悪い。私は日本人の美学である奥ゆかしさって結構大事だと思っていて、あまりにも「出世したいです!はい!はい!」って手を大きくあげるのは自分にはできない。私は求められているところで自分の最大の力を出したいと常に思っている。だから私は自分のチームでいろいろイヤな目にあっても彼女のように逃げなかった。彼女はそんなこと思ったこともないだろうな。

彼女には本社にきて右も左もわからない頃にいろいろ仕事も教えてもらったし、尊敬する先輩ではあるけど、その辺の考え方はいつまでたっても理解できない。

自分自身の前任や後任への思いを消化できないとともに、そんな先輩のあからさまな出世のためにはどんな手でも使ってやるわくらいの話を聞いてちょっと酒がまずくなった。

そしてタクシーで帰宅。船橋で飲んでいたから都内の自宅まで運転手がわからないと言ってもたもたする。地図を見たり、携帯で知り合いに行き方を聞いたり、交番で聞いたり高速の降り口で聞いたり、いい人なのかもしれないけどその間メーターはずっとまわっている。ちょっとイライラしながらも自分がわかる道に出てきてほっとして支払いをしたら、おつり900円をくれる。500円玉が妙に光ってるなあと思いつつ、早く家に帰りたかった私はよく見もせずに降車。

そして次の日、財布をみて愕然。昨日変だなあと思った500円玉はスロットのコインだった。あり得ない。

500円くらいのお金、運転手が船橋の方まで帰る高速代と思えば別にそれくらいいい。そんなはした金くれてやる。でもそういう手を使って小遣いを稼ごうとするそんないやらしい手を使うのが許せず。

父に言ったらタクシー協会に言ってやれと言っていた。明日電話してみようかな。

内容は違うけど、いろいろないらだつ思いをした一日だった。

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